家ごもりでの体重増加に注意‼

こんにちは!

札幌ひざ関節症クリニックコンシェルジュの田中です。

本日はコロナ禍においての体重増加に関するお話をさせていただきます!

 

現在、緊急事態宣言下の中、テレワークの時間が増えたり外出自粛により運動不足になり、体重が増加してしまうという声を多くお聞きします。

1日中、家にいると仕事で出かけるのと比べるとどのくらいの消費カロリーの差があるのか!

そして、どのくらい運動すればいいのか!

を、お話したいと思います。

 

自宅に籠ると体重が増える

会社での往復を2時間としておよそ300 kcal程度とします。

これに職場内での移動、昼食のための移動を含めると400 kcalを超えます。

一方、身体活動が自宅内だけでのエネルギー消費はおよそ50 kcal程度となります。

その差は350 kcalにもなり、これを週に5日、4週間続ければ7,000 kcalものエネルギー消費不足です。人の体脂肪がもつエネルギー量は1㎏あたり7,000~7,500 kcalなので、単純に計算して1ヵ月にちょうど1kg体重が増加する計算になります。

 

では、健康のためには1日何歩歩いたらいいのか!

と、いうことをお伝えしたいと思います。

数ある文献の中から大変興味深いものがありましたのでそちらを紹介させていただきます。

 

1日1万歩あるくのは健康にいいのか!

発表者は長生きするのにの1日「1万歩」歩くことは必要か?という、疑問をもち調査を始めたそうです。

結果がこちらです!

・歩数が少ない人たち(1日2000歩台)と比べると、4000歩台であっても死亡リスクは40%ほど低かった。

・1日約7500歩で死亡リスクは最低レベルになった。

・7500歩と比べて1万歩以上の方がより長寿につながるといった関係は見られなかった。

とのことでした。

1万歩というのは、ひとつのキリのいい数字で言われていたという点と、

長寿のためには7500歩で十分。これを超す散歩は膝や股関節などを痛めるリスクも浮上してくるのではないでしょうか。

 

普段あまり歩数を気にされない方は、目安としてこちらのデータを参照にしてみてください。

 

厚生労働省が今年、「国民健康・栄養調査結果の概要」の中で1日の平均歩数を発表し成人では、

男性で6794歩・女性で5942歩

と、のことでした。

男性は20代がもっとも歩数が多く、歳を経るに連れて減少、女性は20代から50代までがほぼ同数で60代以上で大きく減少するとのことでした。

 

そしてかかる時間の目安としては、歩くスピードや歩幅により変わってくるのですが、ざっくり言うと成人男性が1万歩あるくと、1時間20~30分ほどかかります。

 

今回の結果には膝や股関節の痛みに関しては考慮されていません。

膝の痛い人がどのくらいまで歩いていいのか、議論はいまだ見解を得ておりませんが当院で再生医療を行っていただいた治療中の患者様には「5000歩以内で留めておいてください。」と、お伝えしております。※個人差はあります

治療が終わるころには症状によっては7000歩くらいまでいいですよとお伝えするのですが、張り切って1万歩くらいまで歩かないようにと注意を喚起しております。

 

外出自粛による健康被害もあります。

色々なご意見もあるかと思いますが、混みあわないところで感染対策をしっかり取り散歩やウォーキングをすることでより健康なカラダを維持できるのではないでしょうか。

 

健康でかつ安全な日々が送れるようみんなで頑張っていきましょう!

 

当院では膝関節の再生医療を行っております。

皆様の状態や生活環境にあわせて本日お話した歩行に関しての提案や指導なども行っております

お膝でお困りの方はお気軽に相談ください。

 

 

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